インフルエンザ対策の基本
先日も申し上げた通り、
インフルエンザ対策の基本は
1.手洗い
2.マスク
です。
手洗いに関しては、
『新型インフルエンザ対策 手洗いマニュアル』
として、別記しました。
もちろん、インフルエンザに限らず、
風邪をはじめとするウイルス感染の予防すべての基本です。
今回はマスクについて。
先日も、自分ではきちんと書いたつもりでしたが、
『自らの身を守るだけでなく、
他の方々にも迷惑を掛けないよう心がけたいものです。』
だけでは、意図がきちんと伝わらないのではないか、と、
最近のマスク騒ぎを見るにつけ、思いましたので、
改めて書きたいと思います。
マスクの効用
マスクの効用としては、上記の通り、
『自らの身を守る』=ウイルスを吸入しない。
『他の方に迷惑をかけない』=罹患者がウイルスを拡散させない。
の2点ありますが、
このうち、『絶対に』マスクが必要なのは後者、
すなわち、罹患した場合に罹患者が着用するものです。
インフルエンザなのか普通感冒(風邪)なのか不明確であっても、
たとえば咳が出始めたな、という時点でマスクをするのが、
人間として最低限のマナーだと思います。
おもに風邪のときですが、
「ヒトにうつすと治る」
などという迷信を盲従し、
かつ実行なさっている方もいまだにいらっしゃいますが、
「うつしてやろう」という意思がある以上、
言わせてもらえば、犯意成立、
暴行または傷害の罪の現行犯として逮捕も可能でしょう。
個人的には逮捕などより退治していただきたいものですが。
このあたり、法整備でもして徹底していただけると、
前者の、拡散したウイルスを吸入しないためにマスクをする、
という必要性もかなり減ることでしょう。
まぁ、そんなことのために法案作成・国会通過させるというのも、
かなりバカバカしい話ではありますが、
あまりにもマナーが悪い、というかマナーがない昨今、
半分本気ではあります。
それはおいておくとしても、
こうしたマナーの徹底を政府・マスコミが呼びかけていてくれさえすれば、
状況はまた変わっていたことでしょう。
新型インフルエンザとマスク
さて、今回のマスク騒ぎですが、
罹患者でない方がマスクを着用する必要があるのは、
●罹患者と直接接触する場合
●繁華街等の雑踏や満員電車等、
不特定多数と半径1m(個人的な推奨は最低でも2m)以内で接触する場合
です。
ただ、不特定多数との『直接』の接触はなくとも、
直前まで、あるいは数時間以内に、
誰がいたのか、また、誰が使用したのか分からない場所やものを利用する際には、
気になる方もいらっしゃるでしょう。
だからこその、今回のマスク騒ぎと思われます。
ですが、インフルエンザは飛沫感染。
咳・くしゃみとともに空気中に飛散する飛沫核の直径はおよそ5μm(1000分の5mm)、
質量も重く、空気中を浮遊し続けることは考えにくいのです。
ですから、罹患者あるいは不特定多数と直接接触するのでなければ、
マスクは、通常の場合、不要と言えます。
絶対に必要なのは、マスクではなく、
きちんとした手洗いです。
にもかかわらず、上記の場合以外でも、
無駄にマスクを使用している方も多数いらっしゃるようです。
できれば、今後発生が予想される、
H1N5型のインフルエンザが発生したときに備えて、
備蓄もしておいていただきたいものです。
とは言っても、学校や職場等、
普通に生活していれば、不特定多数との接触は避けられませんからね、
マスクのメーカーの早めの増産を期待するばかりです。
ただ、医療関係でも不足しているのが現状ですから、
無駄に買い占めることだけは避けていただきたいと思います。

